2016年12月7日 星期三

Wikipedia: 柳田 聖山(Yanagida Seizan やなぎだ せいざん、1922年12月19日 - 2006年11月8日)《無の探求》(禪與中國)



『臨済録』などの禅語録が伝える「自由な仏性」を輝かせる偉大な個性の記録を精読。「絶対無の論理」や「禅問答」的な難解な解釈を排し、「安楽に生きる知恵」という観点で禅思想の斬新な読解を展開する。

唐木順三責任編集; 仏教の思想7 無の探求 中国禅 角川書店 1969、新版・角川文庫ソフィア 1997。梅原猛と共著; 
柳田聖山著、吳汝均譯:《中國禪思想史》(原《無の探求》中譯第一部),台北:商務印書館,1974年日文7版,1992年中譯再版。
《無の探求(禪與中國)》毛丹青譯,北京,三聯書店,1988/臺北,桂冠出版社,1992

提要
これまで禅は、禅問答や無の哲学に象徴される世界として語られてきた。本書は中国禅を中国仏教全体の流れにおいて捉え、禅を厳格に考える従来の解釈を排し、安楽に生きる知恵との関連から、斬新な禅思想を展開する。中国禅が生んだ『六祖壇経』や『臨済録』の禅語録のなかに、自由な仏性を輝かせる偉大な個性の記録を再発見し、「無の自由」を提唱する。
目次

第1部 禅思想の成立(ブッダの瞑想
道を楽しむ歌
奇跡の魅力
宴坐 ほか)
第2部 中国禅の特色-対談(柳田聖山
梅原猛)
第3部 絶対自由の哲学(厭世観の克服-『大乗起信論』
価値の世界を越えて-『六祖壇経』
深淵上の自由自在-『臨済録』
ユーモアと論理-『碧巌録』と『無門関』)

Wikipedia 有日、德、法、西班牙語等。


柳田 聖山(やなぎだ せいざん、旧姓:横井(よこい)、1922年12月19日 - 2006年11月8日)は日本中国禅宗史研究の第一人者。義父は柳田謙十郎西田幾太郎門下出身の哲学者、妻は茶道家柳田宗葩
1922年に滋賀県愛知郡稲枝村(現在の彦根市)の延寿寺臨済宗)に生まれる。
臨済学院専門学校(現在の花園大学)、大谷大学京都大学に学び、久松真一に師事してFAS禅運動に共鳴。中国禅宗史研究に於いて批判的資料研究を進め、資料が史実ではなく、その時代の要請によって製作されたことを見抜いた。
また、博覧強記なことで知られ、不勉強な後輩を一言の下に教化し、大正大学教授を務めた天台教学の関口眞大と共に「東の関口、西の柳田」と称された。
花園大学、京都大学、中部大学の教員を歴任し、1991年には紫綬褒章、1996年には勲三等瑞宝章を受章した。

略歴[編集]

  • 1922年 滋賀県稲枝村(彦根市)にて誕生
  • 1940年 滋賀県立彦根中学校を卒業
  • 1942年 臨済学院専門学校(現在の花園大学)を卒業、永源寺僧堂で修行
  • 1948年 大谷大学を卒業、京都大学文学部聴講生となる
  • 1949年 花園大学仏教学部の助手に就任
  • 1950年 講師に昇格
  • 1954年 助教授に昇格、柳田姓に改姓
  • 1960年 教授に昇格
  • 1968年 文学部長に昇格
  • 1976年 京都大学人文科学研究所教授に就任
  • 1985年 人文科学研究所所長に就任
  • 1986年 所長を定年退官、京都大学名誉教授、中部大学教授に就任
  • 1988年 花園大学文学部教授、国際禅学研究所所長に就任
  • 1989年 蔵書14,000冊を花園大学禅学研究所へ寄贈、柳田文庫となる
  • 1990年 峨眉山良寛詩碑を建立
  • 1992年 市民団体である環境市民の共同代表となる
  • 1993年 自宅を禅学研究所へ寄贈、柴門館となる
  • 1996年 所長を退任、没時まで終身研究所員

受賞・受勲歴[編集]

著作[編集]

  • 日本の仏教 第9巻 臨済の家風 筑摩書房、1967。興禅護国論〈栄西〉、夢中問答〈夢窓〉、竜宝語録〈大灯〉、遠羅天釜〈白隠〉の編訳・解説
  • 初期禅宗史書の研究 法藏館、1967
  • 破るもの 春秋社 1970
  • 臨済ノート 春秋社、1971
  • 臨済録 佛典講座30 大蔵出版 1972、新装版2008
  • 禅の遺偈 潮文社 1973
  • 禅の山河 NHKブックス:日本放送出版協会、1975
  • 禅思想-その原型をあらう 中公新書、1975
  • 夢窓 (日本の禅語録 第7巻) 講談社、1977
    • 選書版「夢窓国師語録」(禅の古典4)講談社、1983
    • 新装版「夢窓 語録・陞座・西山夜話・偈頌」 講談社〈禅入門5〉、1994
  • 一休 (日本の禅語録 第12巻) 講談社、1978
    • 選書版「狂雲集 純蔵王のうた」(禅の古典5)講談社、1982
    • 選書版「狂雲集 夢閨のうた」(禅の古典6)講談社、1982
    • 新装版「一休 狂雲集」 講談社〈禅入門7〉、1994
  • 達摩の語録 二入四行論 筑摩書房〈禅の語録1〉、1979、新装版2016
  • 初期の禅史Ⅰ・Ⅱ 筑摩書房〈禅の語録2・3〉、1979、新装版2016
  • 一休 「狂雲集」の世界 人文書院、1980。読売文学賞
  • ダルマ (人類の知的遺産 16)講談社、1981 / 講談社学術文庫(改訂版)、1998
  • 中世漂泊 法蔵館、1981
  • 禅語の四季 淡交社、1982
  • 純禅の時代‐祖堂集ものがたり 禅文化研究所、1984
  • 禅と日本文化 講談社学術文庫、1985
  • 中国撰述経典Ⅰ 円覚経 (仏教経典選13)筑摩書房、1987 
  • 大乗仏典 中国・日本篇26 一休・良寛 中央公論社、1987
  • 禅語余滴 禅文化研究所、1989
  • 沙門良寛 自筆本「草堂詩集」を読む 人文書院、1989
  • 未来からの禅 人文書院 1990
  • 花園界隈 大東出版社 1992
  • 柳田聖山集 法藏館 1999-未完(全6巻予定、以下4巻のみ刊、2006)
    • 1巻 禅仏教の研究
    • 2・3巻 禅文献の研究
    • 6巻 初期禅宗史書の研究
  • 良寛 漢詩でよむ生涯 NHKライブラリー:日本放送出版協会 2000。元版は「宗教の時間」放送テキスト
  • 狂雲集 一休宗純 中央公論新社〈中公クラシックス〉 2001
  • 良寛道人遺稿 中公クラシックス 2002
  • 臨済録 臨済義玄 中公クラシックス 2004
  • 唐代の禅宗 大東出版社 2004

共編著[編集]

論文[編集]

資料集[編集]

  • 柳田聖山先生著作目録(『花園大学研究紀要』8号、花園大学、1977年)
  • 柳田聖山教授喜寿記念論集(『禅文化研究所紀要』24号、1998年)

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