- 丁瑞瀅著 『紅楼夢伊藤漱平日訳本の研究』 台湾銘傳大学修士論文 2005年
- 孫玉明著〈伊藤漱平的紅學成就〉 紅樓夢學刊、2005年第一輯
愛知県碧海郡に生まれる。刈谷中学校、第一高等学校を経て東京帝国大学支那哲文学科を卒業、大学院に進む、1949年北海道大学助手となり退学、1955年島根大学講師、1960年大阪市立大学助教授、1970年北海道大学中国文学科教授、1977年東京大学中国文学科教授。1986年、定年退官し二松學舍大学教授。二松學舍大学学長を務め、国際政治経済学部を設ける。2002年春、勲三等旭日中綬章受勲。
『紅楼夢』の訳者として知られ関連蔵書は寄贈し、東洋文化研究所図書室「両紅軒文庫」が設置された。
汲古書院で、旧蔵書・影印本『紅楼夢』、『嬌紅記』が刊行。
汲古書院で、旧蔵書・影印本『紅楼夢』、『嬌紅記』が刊行。
著書[編集]
- 『兒戯生涯 一讀書人の七十年』 汲古書院、1994年
- 『伊藤漱平著作集』 汲古書院(全5卷)
- 第1・2・3卷 「紅樓夢編」(2005年 - 2008年)
- 第4卷「中國近世文學編」(2009年12月)
- 第5卷 「中國近現代文學・日本文学文學編」・「著者自訂年譜」・ 「著訳論文目録」 (2011年2月)
翻訳[編集]
- 《紅楼夢評論》王国雄 「中国現代文学選集1」 平凡社、1963年
- 《われら愛情の種をまく》徐懐中 「中国現代文学選集13」 平凡社、1963年
- 『紅楼夢』曹雪芹・高蘭墅 平凡社 全3巻 、1960年、新版1970年ほか / 平凡社ライブラリー 全12巻、1996年 - 1997年
- 『嬌紅記』宋遠〈中国古典文学大系38巻〉平凡社、1973年
編著[編集]
- 「中国の古典文学」(編著)東京大学出版会、1981年
- 「魯迅・増田渉師弟答問集」中島利郎と共編 汲古書院、1986年
- 増田渉 「雑書雑談」(編・解題) 汲古書院、1983年
- 「連城璧」李漁 / 「照世盃」 酌玄亭主人、汲古書院(全3巻、影印解題)、1988年
記念論集[編集]
- 「中国学論集 伊藤漱平教授退官記念」同刊行委員会編、汲古書院、1986年
論文[編集]
- 〈《紅樓夢》成書史臆說―圍繞七十回本存在的可能性〉 國外社會科學、1994年9月
- 〈論曹雪芹晚年的〞佚著〞―圍繞《廢藝齋集稿》等真偽問題的札記〉 紅樓夢研究集刊、1981年10月
- 〈李笠翁の像画(上)〉 汲古、1988年12月
- 〈李笠翁の像画(下)〉 汲古、1990年6月
- 伊藤漱平〈′九七北京國際紅樓夢學術研討會開幕式上的致詞〉 紅樓夢學刊、1997年增刊
- 〈近世食文化管窺――『金瓶梅』『紅楼夢』を”材料“として―〉 株式会社コミュニケーション、1992年4月15日
- 〈二十一世紀紅學展望―一個外國學者論述《紅樓夢》的翻譯問題〉 紅樓夢學刊、1997年增刊
- 〈《紅樓夢》在日本的流傳―江戶幕府末年至現代〉 紅樓夢研究集刊、1989年10月
- 〈日本における『紅楼夢』の流行―幕末から現代までの書誌的素描〉、《中国文学の比較文学の研究》、1986年
- 〈漫談日本《紅樓夢》研究小史〉 首屆國際紅樓夢研究會論文集、1983年3月
- 〈曲亭馬琴と曹雪芹と―和漢の二大小説家を對比して論ず―〉 二松、1994年3月
- 〈紅楼夢八十回校本について〉 大安、1958年7月
- 〈紅樓夢圖畫――改琦『紅樓夢圖詠』を中心に――〉 二松学舎大学東洋学研究所集刊、1996年3月
研究[編集]
- 丁瑞瀅著 『紅楼夢伊藤漱平日訳本の研究』 台湾銘傳大学修士論文 2005年
- 孫玉明著〈伊藤漱平的紅學成就〉 紅樓夢學刊、2005年第一輯
外部リンク[編集]
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